床下エアコンにはデメリットを補ってなお余りあるメリットがあるよ!でも間違ったつけ方しないでね?
どうも!マイホーム塾の安山です。
私が普段お仕事(注文住宅のコーディネーター)させてもらっているのは、工務店さんのモデルハウス兼事務所。実はこのモデルハウス、床下エアコンが施工されているんです!!
ヤスヤマ
▼コレ▼
☑床下エアコンって何?
☑床下エアコンってどうなんだろう?
☑床下エアコンってどんなデメリットがあるんだろう?
そんな疑問と興味がある方だけお読みください。床下エアコンにはデメリットを補ってもなお余りあるメリットがある暖房システムですよ!!
実際私は、極寒の2月でも、お客さまと打ち合わせ中、暑すぎて何度も「窓開けましょうか?」と聞いたぐらいですから~笑!!
ヤスヤマ
床下エアコンの前に、基礎断熱って?
まず、床下エアコンをするためには、基礎断熱が絶対条件になることを知っておいてくださいね。
「基礎断熱って何?」
というあなたのための説明です。
関連記事:基礎断熱って聞いたことある?床下断熱との違い、メリット&デメリットの事実を知って欲しい。
ちなみに、私がコーディネーターを勤める工務店では「基礎外断熱」施工となっています。
▼こんなの▼
床下エアコンって?
床下エアコンというのは、
基礎断熱構造
にした上で、床下空間も室内と考えるので床下もエアコンで暖めて、床から暖房しよう!という新しい床暖房の施工法です。
しかも!
基礎がコンクリートの床下空間って蓄熱にとっても適した構造になっているんですよ!なぜなら、コンクリートは蓄熱に強いから!!
一度暖めた空気を蓄熱するのにも最適な場所なんですから、これを使わないなんて
モッタイナイ~~~!!!
床下エアコンのデメリット
わたくしヤスヤマも超おススメな床下エアコンですが、「デメリットって何なのか?」も考えてみました。
☑基礎断熱構造が必須
☑高い断熱性能も必須
☑高い気密性能も必須
☑工務店さんに高度な知識が必須
☑夏の冷房にはあまり使えない
中途半端な断熱・気密性能だと、光熱費ばかりかかって暖かくない!!!なんて悲惨な状態になり非常に危険なので止めておきましょう。
床下エアコンのメリット
確かに床下エアコンにもデメリットはありますが、それを補ってなお余りあるメリットがあります!
☑床下からの暖かい空気による輻射熱で床から暖かい
☑暖かい空気は上昇するので、エアコン一台で家中暖かい
☑エアコン一台つまりは光熱費もお得
☑エアコンの温風に当たらず快適に暖かい
人間って『頭寒足熱』を好みますよね?でも、壁掛けエアコンって上から下に向けて暖かい空気が出てくるので、どうしてもすぐに上昇してしまうんですよね・・・
それじゃあ足元が寒い!!って更にエアコン温度を上げたり、強にしたり。すると、エアコンの温風が顔に当たって
「お肌も目も乾燥しちゃう~~~><」
って女性多くないですか?
でも、この床下エアコンだと足元から暖かくなるので、本当に快適なんです。超絶冷え性の私ですが、モデルハウスで「足冷えるわ~~~泣」と思ったことありません!!
むしろ、外は寒いけどモデルハウスの中は暖かいから薄着にしよ♪って思うぐらいでしたから。
間違いだらけの床下エアコン設置方法
まだまだ最近の暖房システムである床下エアコンですから、いろいろと間違った情報が飛び交っているのも事実です。特に、工務店さんがしっかりと勉強して正しい施工方法を知らないまま施工してしまっているケースだってあります。
間違った設置例1
よくある間違った設置方法。
単純に床に穴を開けて、エアコンの吹出部分を床下に向ける設置方法になります。
エアコンから出てくる暖かい空気がすぐ跳ね返りやすい構造になっていますよね?これだと、暖かい空気が吹出口から上へと上昇してしまい、エアコンの吸込口に戻ってしまいます。
吸込口のすぐ近くに室温センサーはあるので、センサーが暖かい空気を感知してしまうと、「もう部屋の中は暖かくなったのね~♪」と勘違い(誤作動)してしまって、暖房運転を停止してしまいます。
間違った設置例2
床下にエアコン本体を全部入れてしまうケース。
こうやってしまうと、床下空間の温度がすぐに上がってしまいます。そしたら、暖かい空気をエアコン本体にある吸込口から吸気してしまうので、(ふつうの壁掛けエアコンは吸込口のすぐ近くに室温センサーがあるので。)これもエアコンの暖房運転が停止してしまいます。
暖かい空気ってあまり横に広がらないので(上昇はするけど)、床下全体が暖まりにくいですし。
ヤスヤマ
このように床下エアコンを設置する場合には、室温センサーにエアコンから吹出される暖かい空気を感知させない工夫が必要になります。
オススメの床下エアコン設置方法
じゃあ、一体正しい床下エアコンはどうやって設置するのさ?
はい、コレです。
壁掛けエアコンではなく、床置きエアコン↓ ↓ ↓ ↓ ↓を使用します!
暖かい空気の吹出口は上部と下部の2箇所あります。
これを床上と床下の両方から吹き出るように設置します。▼こんな感じ▼
この床下(?)床置き(?)エアコンを24時間運転にします。
24時間運転ですが、設定温度になれば自動で運転停止になりますし、室温が下がればまた自動で運転再開するので、ずっと室内温度を一定に保つことができ快適♪
エアコンのスペックも暖房14~15畳のもので十分(!?)
私がお仕事させてもらっている工務店の信頼している1級設計士さん推奨方法なので、コレが今の段階では一番床下エアコンに向いている設置方法と私は思っています。
ちなみに、床下エアコンは夏の冷房には向きません。暖かい空気と違って、冷たい空気は上昇せずに下へと落ちていくので。
と、これもよく言われますが、実際はモデルハウスでは冷房運転しています(テヘペロ)。
ずっと運転はしないですが、昼間の暑い時間帯なんかはONしてますね~~~
ヤスヤマ
ちなみに、夏の冷房用には天井上の小屋裏に壁掛けエアコンを設置します。ただし、これも冷やされた空気をどこにどう落とすのか?といった空気の流れを計算した設計が必要となりますのでご注意くださいね。
夏用エアコンですが、冬場の特に寒い日には暖房としての利用も出来ますしね。←でもまず使わないと思います。それぐらい暑い 暖かいですからね~エアコン切りたくなるぐらいに!
つまり。
冬用には床下エアコン。
夏用には壁掛けエアコン。
この2台だけで十分快適な『夏涼しく、冬暖かい』家は実現するんですよ^^
床下エアコン・・・まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたも床下エアコンにしたくなったんじゃないですか?
私は毎日そう思っていますけどね!
ヤスヤマ
床下エアコンで
夏涼しく、冬暖かい、省エネ
のマイホームが実現しますよ?
でも、設置方法を間違っている工務店さんもまだまだいるのが現状。正しい最新の知識と施工経験のある工務店さんで設置してもらってくださいね。
では、また!
関連記事はこちら>>>
基礎断熱って聞いたことある?床下断熱との違い、メリット&デメリットの事実を知って欲しい。
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Comment
参考にさせて頂きました。
床置きタイプですと室外機は基礎の立ち上がりに穴を開けてつなぐのか、普通に壁からつなぐのかどっちでしょうか?
基礎部分からつなぎます。
また記事内に追記しておきますね。
はじめまして。コメント失礼いたします。
私も今1Fのエアコンを14畳用壁掛けエアコンか14畳用ダイキン床下エアコン(記事にあるように設置)で悩んでおります。
因みにこちらのモデルハウスさんは床面積どの位でしたでしょうか?もしわかれば参考に教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
記事内で説明してある通りで、床下エアコンにするなら基礎断熱が必須となります。
ですが基礎断熱にはデメリットもあるので、床下エアコンをしない(壁掛けエアコンにする)のであれば、基礎断熱は必要ないですし。
基礎断熱にされるでしょうか?
基礎断熱〇⇒床下エアコン一択
基礎断熱×⇒床下エアコンはムリ
となりますよ。
こちらのモデルハウスは延床40坪ほどになります。
返信ありがとうございます!
基礎断熱です!
参考にさせていただきます^_^
ありがとうございました!