ウソかまことか?電磁波の種類と健康被害という人体への影響について。
どうも。マイホーム塾の安山です。
「電磁波は人体に影響を与える」
こんな言葉を聞いたことありませんか?
でもあなたは、
聞いたことはあるけど・・・よく分からない。
というのが本音ではないでしょうか?
そんなあなたのために、
▶電磁波とは何?
▶電磁波の種類って?
▶電磁波が人体に与える影響は?
▶電磁波の健康被害はあるのか?
▶電磁波対策には何が良いのか?
について解説していきますので、お付き合いくださいね。
電磁波とは何?
まず、電磁波とは何なのか?
電磁波:電界と磁界が互いに影響し合いながら、 空間を伝わっていく波
総務省HPより
さすが総務省。
分かりにくいったらありゃしない。
でも、画像はマシなのでどうぞ~~~
では、電界と磁界とは何なのか?
電界(電場とも言われます)・・・電気の影響が及ぶ範囲
・電圧のあるところに発生
・電圧の大きさに比例
・材質に関わらずどんなものにでも帯電
・電位の低い身体の表面集まる(電気は電位の高い所から低いところに流れる性質があるので)
・静電気とか雷
磁界(磁場とも言われます)・・・磁気の影響が及ぶ範囲
・電流が流れるところに発生
・電流の大きさに比例
・からだの細胞レベルまで到達
・一定の距離を離れると急激に減少
・コンクリートを貫通するほどの力
・磁石など
電磁界(電磁場とも言われます)
電磁界(電磁場)=電界(電場)+磁界(磁場)
ここでは、
電磁波とは電気と磁気の両方の性質を持つ「波」
と理解しておきましょう!
電磁波の種類は?
電磁波は、波長の長さによって大きく分けると
・放射線
・光
・電波
の3種類があります。
画像左側より、波長の長い(周波数が低い)順からみると、
1.電波(テレビ・ラジオ・PC・携帯電話などから発生)
2.赤外線
3.可視光線
4.紫外線
5.放射線(エックス線・ガンマ線)
波長と周波数についてはこちらの画像でどうか理解してください。
言葉で分かりやすく説明する自信がありません笑。
一般的に、私たちがイメージする
電磁波
って『1.電波』のことになるのでは?と思います。
この電波はさらに、
・高周波(1秒間に繰り返す波の数が多い)
・低周波(1秒間に繰り返す波の数が少ない)
に分けられます。
高周波の代表といえば・・・携帯電話の電波
低周波の代表といえば・・・家電製品から発生する電波
電磁波が人体に与える影響と健康被害は?
いよいよ確信に近づいてきましたね。
ここまでで、電磁波については
ふんふん、そんなもんね~
ぐらいは分かっていただけているでしょうか?
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
はい、大丈夫ですね笑。
大丈夫ということですので、次に進みま~す♪
ヤスヤマ
電磁波が人の健康に影響を与えているのか?
高周波と低周波に分けて考えていきます。
高周波(1秒間に繰り返す波の数が多い電磁波)
電磁波は電場と磁場の2つに分かれます。
ですが、高周波では電場と磁場が強く重なっていて、分離して計測ができません。
そのため、高周波については、1つのものとして考えます。
高周波による人体の影響としては、熱作用というものがあります。
きわめて強い高周波の電波を浴びると体温があがります。これを応用したものが、電子レンジですね^^
高周波の代表格、携帯電話の電波は
マイクロ波
と言われる高周波の電磁波です。
このマイクロ波が人の健康に影響を与えるのか?
今の段階ではよく分かっていません。
下記のような報道も数年前にありました。
「世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC、本部仏リヨン)は31日、電磁波とがん発症の因果関係調査結果として、携帯電話の頻繁な利用で脳腫瘍のリスクが高まる可能性があるとの見解を示した。
IARCは、携帯電話の長時間利用と脳にできる腫瘍である神経膠腫(こうしゅ)や聴神経腫瘍の因果関係について「何らかのリスクがある可能性があり、今後も注視が必要」と指摘した。脳以外への発がん性は確認できないとしている。」
引用:時事通信
ですが、現在も研究中であり、はっきりとした科学的根拠が証明されていません。
はっきりと証明されていない以上、ここでもはっきりとは言えません。
はっきりと言える事実としては、
イギリスでは16歳以下の子供には携帯電話の利用を控えさせるよう発表があった
という事でしょうか。
あとは、あなた自身で考えて判断するしかないと思います。
ヤスヤマ
電子レンジについては、確かに強い電磁波は発生するのですが、そもそも使用時間が短いので、そこまで気にする必要はないかな?と個人的には思っています。
どうしても気になるんだあああああああああああ!!!
という方は、レンチンしている間だけ離れてみてはどうしょう?
低周波(1秒間に繰り返す波の数が少ない電磁波)
むしろ、問題がある可能性が高いのは低周波の電磁波です。
低周波については、電場と磁場に分けて考えていきます。
電場と磁場については、さまざまな国や機関が
「これぐらいの数値だったらおそらく大丈夫だろう」
という基準を設定しています。つまり、各国が低周波による人体への影響を認めているんですね。
そのため、
基準値より高いかどうか?
という客観的な判断ができます。
もちろん、日本でも基準値がちゃんとあります。
知りたいですか?
本当に?
眠たくなってもしりませんよ~?
■電場 25V/m未満
■磁場 3mG未満
いや、いーんです!理解しなくていーんです!!
そういうものだっていうことだけ知っていてください笑。
ヤスヤマ
電場が強いと、自立神経や皮膚などに悪影響を与える。
と言われています。(症状を引き起こす可能性が高くなる、という意味合いです。)
磁場が強いと、遺伝子の損傷や発ガンの可能性がある。
と言われています。
当然、どのくらいの強さで被害がでるのか?は人によります。
ストレスに強い人もいれば、弱い人もいる。
それと同じです。
ただ、影響は誰にでもある、ということです。
被害症状がでるか、でないか、だけ。
日本の住宅は電磁波は強いの?
日本の住宅は、世界でも有数の「電磁波が強い」住宅です。
なぜなんでしょうか?
理由は、100Vという低い電圧のせいなんです。
ヤスヤマ
電場が強い理由
日本の住宅では、かなり強い電場が発生しています。
普通、アースを使い余分な電場は外に逃がします。
アースを設置することで家の中に余計な電場の発生を抑えられるからです。
しかし、日本では100Vという弱い電圧のため、アース付きのコンセントが標準ではないのです。
ほとんどがこのような2口コンセントではないでしょうか?
200Vという強い電圧の海外では、アース付きのコンセントが標準です。
このような3口コンセントですね。
感電死を防止するために義務になっている国もあります。
けれども、100Vと弱い電圧の日本では、感電死防止という概念はあまりなく、アース付きコンセントが義務付けられなかったんです。
しかも、家電自体がアース対応しているものも少ないという現状。
そのため、電場は外へ逃げずに家の中に発生したままになり、世界トップレベルに電場が高い住宅になってしまっているのです。
磁場が強い理由
磁場が電流が強く流れている部分が強くなります。
海外 1000W(ワット:消費電力)=200V(ボルト:電圧)×5A(アンペア:電流)
日本 1000W(ワット:消費電力)=100V(ボルト:電圧)×10A(アンペア:電流)
(覚えていますか?懐かしい~~~って覚えてないけどw)
同じ消費電力を使っても、低い電圧の日本では電流の量が多くなってしまいます。
そんな訳で、磁場も強くなるんですね。
ただ、磁場は電場と違って、アースを着けるなどの対策はとれません。
磁場が強く発生している部分からできるだけ離れるしか出来ません。
家の中で一番強い電流が流れているのは、外部からの引き込み線です。
この電線は、滞在時間が比較的長い部屋(寝室とかリビングとか)をなるべく避けて通したほうがいいです。
でも、そんな事を考えて設計しているハウスメーカーなんているのでしょうか・・・
ワタクシは見たことありませんw。
ヤスヤマ
電磁波対策には何が良いの?
最近では、電磁波カットと書かれている商品や電磁波対策商品も多く見かけますよね?
でも、その効果が怪しいものも多くあるんです。
それに、
電磁波カット
と書かれていても、実際には『磁場』しかカットされておらず、『電場』については全く対策されていない商品もあります。
そんな怪しい、紛らわしい商品を買うよりも私の独断でオススメの方法を紹介しますね♪
電磁波のオススメ対策
世界トップレベルの電磁波の高さを誇る日本の住宅。
わたしたちはどんな対策をとればいいのか悩みますよね?
私があなたにオススメする対策はこの2つです。
ヤスヤマ
一つは、アースの設置。
電気工事が必要になることが大半だと思いますが、そこまで高くない工事ですので、ぜひアースを設置して欲しいと思います。
アースを設置することで、電場の発生はかなり抑えられます。
もう一つは、低周波の電磁波が発生する家電は長時間使用しない。
◆磁場は電流が流れている時に強くなるので、なるべく使用時間を短くする。
- ホットカーペット
- 電気毛布
- 電気こたつ
- マッサージチェア
- 床暖房
などは長時間使用する、しかも長時間人の身体に触れていることが多い家電ですので、特に注意が必要。
◆使う時にはちょっとでも離れる。
◆寝室やリビングなど長時間いる部屋にはなるべく家電を置かない。
◆使わない時はコンセントを抜く。
(なんてアナログな対処法w)
電磁波の種類と影響・・・まとめ
いかがだったでしょうか?
まとめてみると・・・
■電磁波は電気と磁気の両方の性質を持つ波である
■電磁波には「放射線」「光」「電波」の3種類がある
また、低周波と高周波にも分けられる
■電磁波による健康被害は、低周波でよく見られる
■電磁波対策としては、アースの設置と電磁波の発生する家電は長時間使用しないのがオススメ
「電磁波は人体に影響を与える」
あなたが思っているよりも、毎日電磁波を浴びていませんでしたか?
このブログは
「マイホームに関する情報の提供」
を目的としていますので、
マイホームという視点
からみた内容を中心に記事にさせていただきました。
(そのため、高周波の人体への影響についてはよく分かりません。)
とはいえ・・・
電磁波が身体に悪いからと言って、今さら電磁波のない世界で生活することは難しそうです。
だったら、
電磁波と上手く付き合うしか対策はないのではないでしょうか?
ヤスヤマ
では、また!
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Comment
電磁波をキーワードにこのサイトを拝見、
確かに電磁波と一言で言ってもわかりにくいですね。