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中古住宅に断熱材を敷き詰めただけでは効かないって知っていますか?

 
根太工法
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最近流行っていますよね?リノベーション。

 

リノベーションといえば圧倒的にマンションが多いのですが、地方では一戸建てのリノベーションも人気です。

ただ、一戸建てで本気のリノベーションをするにはかなりお金が要ります!

ヤスヤマ

なので、実際にはリフォーム程度というケースがほとんだったりします。

 

中古住宅を購入してから断熱リフォームを施すことを考えている方も多いのですが、実は断熱リフォームの施工には高度な知識と技術が必要だということをご存知でしょうか。

 

ただ単に断熱材を敷き詰めることで効果がでるというわけではなく、断熱に関する高度な専門知識を根拠として適正なリフォームが行われない限り、断熱材の機能を十分に発揮することはできないのです。

 

そして、本気の断熱リフォームにはお金がかかるんです。。

 

断熱リフォームは簡単ではないということ、断熱材を敷き詰めるだけでは効かないということ、だったらどんな断熱リフォームが効果を発揮することができるのか、について今回はアツく語らせていただきます。

 

 

中古住宅のリフォームで人気と言えば

 

中古住宅を購入した後に、

▶老朽化した設備を最新のものにしたい

▶耐震性能・断熱性能を向上させたい

▶好みの間取りに換えたい

といった理由でリフォームをするお客様は多いです。

 

では今から中古住宅に施すリフォームの人気TOP3をご紹介しますね。

ヤスヤマ

 

水回り設備入れ替え

 

水回りの設備といえばキッチン・お風呂・トイレ・洗面化粧台など。

 

毎日の生活には必ず使用するところなので、汚れや損傷などが顕著に見られることで比較的優先度が高い人気のリフォームとなっています。

 

 

耐震補強

 

地震大国の日本において住宅の耐震性能についてはみなさんやはり関心が高いですね。

 

建築基準法に定められている耐震基準は何度かの改正を経て現在のものとなっていますが、1981年6月1日の改正以降を新耐震基準、以前を旧耐震基準と呼んで区別して考えられています。

 

旧耐震基準で建築された1981年6月以前の住宅は大規模な地震が起きた場合、被害を受ける可能性があることがわかっているため、耐震リフォームで構造を強化することが推奨されています。

 

断熱リフォーム

 

断熱性能については、1979年に制定された省エネ法によって定められた省エネ基準のなかで断熱に関する仕様基準が設けられました。その後何度かの改正を経て、そのたびに省エネ基準も強化が図られ現在に至るわけです。

 

■1992年に改正されたもの⇒新省エネ基準

■1999年に改正されたもの⇒次世代省エネ基準

 

と改正ごとに強化され現在の住宅には必要不可欠な性能のひとつとなりましたが、実は義務化されているわけではありません。

知ってましたか?

ヤスヤマ

 

1979年に初めて断熱材の使用を推奨されたわけですが、それ以前の住宅には断熱材はほぼ使用されていないことになります。じゃあ、1979年以降の住宅には断熱材が使われているのか?というと・・・義務ではなかったので、建築会社によって変わってくるのが実際のところ。

 

住宅に断熱という概念を取り入れてからまだ歴史が浅いです。そのため、正しい施工が行われていないものも多く、断熱の効果として期待できるとまでは言えないもの多く存在します。また、断熱材を使用していたとしても、今ではほぼ断熱材として(寿命などにより)機能していないケースも多いですね。

 

 

そんな訳で、中古住宅における断熱性能については、性能向上が実現できれば生活が快適なものになることや、ヒートショックなどの健康被害を防止する効果を期待できるとして人気の高いリフォームとなっています。

 

 

設備入れ替えはどこの業者でもできる

 

キッチン・お風呂・トイレ・洗面化粧台などの入れ替えであれば、新しい製品との交換ということなので、比較的簡単な工事です。配管の劣化などの問題はありますが、劣化したものも交換することで解決いたします。

 

水回りの設備等の入れ替え工事は、高度な専門知識や技術力の要らない、比較的どこの業者でもできるリフォームと言えます。

 

 

耐震リフォームは高度な専門知識と技術が必要

 

地震大国の日本。毎年のように日本のどこかで地震がありますよね?

そんな日本、実は耐震に関するノウハウは世界でもトップクラスなんですよ(ドヤ顔)。

ヤスヤマ

そのため、最近の新築住宅の耐震性能はかなり高く、一度の地震で崩壊するという事は欠陥住宅でない限りは考えにくい。ただ、既存の中古住宅は違います!耐震性能は新築に比べてかなり落ちると思っておいたほうがいいでしょう。

 

そのため、耐震リフォームが人気TOP3入りするわけですが。この耐震リフォームは安全性に関わる工事となるため、より専門性が必要となります。

 

基礎や屋根、梁、柱、壁など多くの部位が対象となり、耐震のための補強や改修など、見直すところが多岐に渡る場合もあります。耐震住宅に対し高度な知識を持った人によって適切な診断が行われ、耐震基準に則った性能を確保できる工事を施すための技術が必要です。

 

「無料耐震診断を受けられますよ!」といったセールストークがチラシやHPによく見受けられますが、注意が必要です。

耐震診断はかなり高度な専門知識が必要です。誰でも簡単にできるわけではありません。

 

専門知識がきちんとある業者がどうかの判断は、

一般診断法

精密診断法

という2つの日本建築防災協会がすすめる診断方法を行っているかどうか、で考えていただければ。

 

 

断熱リフォームにも専門知識が必要

 

住宅の断熱性能を高くするためには、

▶断熱材をひたすら詰め込む

▶断熱材の種類にこだわる

だけでは十分ではなく、他の条件を丁寧に満たしていくことが求められます。

 

中古住宅であればさらに難易度が高く、その住宅状況を的確に診断する専門的な知識が必要で、加えて断熱構造に精通した技術者による施工があって実現するもの。

 

断熱材がいかに優れたものであっても、断熱層に隙間ができるような施工精度であったり、古い住宅では顕著に見られる隙間ができることでの気密性が低い状態であったりした場合には、断熱効果は思ったほど期待できませんよ。

 

単純に断熱材を敷き詰めればいいわけではない

 

住宅の断熱性能を高めるためには、断熱材を敷き詰めるだけで実現するわけではありません。

 

建物の全体を覆いかぶせるよう連続した断熱層を設ける、つまり隙間を作らないことが必要なのです。

 

建物と外部の間を熱が行き来できるような隙間があると、そこから温度の変化が生まれることになり断熱としての効果を発揮することができません。断熱層によって内と外を完全に隔てることが断熱性能を確保するうえで最も大切なことなのです。

 

 

そして、断熱性能を高めるうえでワンセットとして考える必要があるものが気密性です。

熱の出入りを許す隙間をつくらないようにすることが気密を高めるということですが、断熱性と気密性の両方が揃うことで住宅の断熱効果が高まります。

 

気密性はC値という数値で表されますが、隙間の面積を床面積で割った数値となり数値が小さいほど気密性が高いということになります。

 

現在の省エネ基準にC値の基準は設定されていませんが、過去の省エネ基準には寒冷地以外の地域でのC値は5.0未満とされていました。しかし十分な断熱性能を求めるには1.0以下は確保したいところ。

 

築年数の古い中古住宅においてC値1.0以下を確保する断熱リフォームができるのか?

かなり難易度が高いということは間違いないですね。

ヤスヤマ

家をすっぽり覆うように隙間なく連続した断熱層を設け、高い気密性を確保する施工ができるということが効果を発揮する一番のポイントとなります。

 

古い家の床組みは根太式工法→根太の間から壁内に床下の空気が侵入する、結露の原因にもなる

 

近年では根太を使用しない剛床工法が採用されることが多くなっていますが、築年数の古い中古住宅の床組みには根太工法という工法が使われていることがあります。

根太工法・剛床工法

 

 

 

根太とは床構造の一部で、床仕上げ材を貼るための合板を支える下地となる部材のことで、一定間隔で水平に配置されます。▼これです▼

根太工法

 

根太工法の問題点として冬場の壁内結露があります。

根太工法では根太と根太の間に隙間があることが特徴で、それにより床下~壁内の通気はバッチリOKなのですが。。通気が良いということは、、、基礎から冷たい空気が根太と根太の隙間を通って壁の内側に入り込みます。

根太工法

 

部屋の温度が高い状態で急激に壁の内側が冷やされることで大きな温度差を生じて結露が起こり、水滴などが付着してカビが発生したり、木材を腐食させたりすることがあるのです。

 

壁内の結露は

▶断熱材の性能を低下させる

▶構造材を腐らせ、耐震性能を低下させる

▶シロアリを呼び寄せる

といった想像以上のデメリットがあるので、結露しないよう対策をとることが重要です。

 

そう!気流止めを行う必要があるんです!!

ヤスヤマ

断熱リフォームではそこまでやる必要があるんです。なので、こういったことを含めた知識と技術力がある業者で断熱リフォームはしてくださいね。

 

 

中古住宅に断熱リフォームは効かないのか・・・まとめ

 

住宅を断熱化することで省エネを実現し光熱費を抑えることができるなど多くの恩恵を受けることができますが、実現するためには専門的な知識と適切につくり上げる技術が伴う業者に施工してもらう必要があります。

 

しかも効果が期待できる断熱リフォームをする場合には、適切な断熱層を確実に設けるための大がかりな工事になるため、工事費が高額になることが予想されます。

 

断熱リフォームをするつもりで中古住宅を購入することは、コストパフォーマンスの面ではそこまでよくありません。

 

 

予算を抑えて断熱効果を上げる手段として二重窓(インナーサッシ)の設置という方法があります。

熱の出入りが最も多くなるところが窓なのですが、窓に対して断熱対策をすることで効果が上がるということがわかっています。

 

インナーサッシの詳細についてはこちら>>>

 

それか、耐震・断熱性能にこだわるのであれば、中古マンションを購入することもひとつの選択ではないでしょうか。

戸建てと比較してマンションの耐震性能はダントツで高いです。そして、最上階や角部屋でなければ、上下左右の部屋が断熱材の役割をしてくれますから特別な断熱リフォームは必要ないですからね。

 

 

 

この記事があなたのマイホーム選びの助けになれば嬉しいです。

 

 

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