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家の寿命は?何年持つの?長く住める家に出会うためにはどうすればいい?

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「家って何年持つの?」多くの人が感じる疑問ではないですか?

せっかく高いお金を支払ってマイホームを建てるなら、少しでも長持ちしてほしいと欲しいと思うのが当然です。

 

頑張れば、100年持つ家、建てられますよ!

ヤスヤマ

 

今回は

  • 一般的に家の寿命は何年なのか?
  • どうすれば長く住める家に出会えるのか?

について考えてみました。

 

 

家に寿命ってあるの?何年もつの?

 

 

せっかくのマイホーム、少しでも長く住める家がいい!マイホームに寿命ってあるのでしょうか!?

 

一口に家の寿命と言ってもいろいろです。

やすやま

 

単純に建物の寿命だけに注目すると、今の建築技術なら100年持つ家を作ることが可能です。長期優良住宅の認定基準では、構造躯体が100年程度もつこと、となっています。100年住宅ってやつですね!

 

ただしそれは可能な年数であって、もちろん一般的な住宅がその年数持つという意味ではありませんよ。

 

さらに言うと、築10年ぐらい経った頃から屋根や外壁にベランダなどの防水系メンテナンスの必要性が発生してきます。この必要なメンテナンスを行わないと雨漏りが発生し始めて……当然、家の寿命はもっと短くなってしまいますね。

 

そうそう!家の寿命を決定的に縮めるのは、雨漏りとシロアリ被害ですからね。だいたい、この2つが原因ですね。

ヤスヤマ

 

住宅設備のキッチンやお風呂、トイレに洗面台、給湯器なんかの寿命はもっと短くて、10~15年ほどですからね。20年もてば「よくがんばったね!」ですよ。

 

 

あと直接的な寿命には結びつきませんが、家の性能を示すものとして「住宅性能表示制度」があります。そこには省エネルギー性能、耐震性、耐火性など項目ごとに評価されています。

 

パソコンを買う時、メモリやハードディスクなどスペックを見て選ぶのと同じようなイメージです。これを参考にすれば家の性能から大まかな寿命を考えることができます。ただしこの制度は、平成12年からはじまったものですから、それ以前の家については知ることができないのが現状です。

 

 

なるほど、では古い家は長持ちしないからやめておいた方がいいですかね?

 

 

いえいえ、そうとは言い切れませんよ!

明治、大正築の家であっても、いい木を使い宮大工さんが作った家なら築80年であっても全く問題ない家もありますから。今でも築120年、200年とかの古民家が立派に残っていたりもしますよ。

やすやま

 

マンションの寿命について考えてみた記事はこちら↓

 

 

 

そうなんですね!どちらにしても、家を建てるなら少しでも長く持って欲しいです!
長く住める家に出会うためにはどうしたらいいでしょうか?

 

 

では「品質的に」長く住める家について考えてみましょうか。

 

 

品質的に寿命の長い家とは?

 

 

これはもう仕様と施工監理が全てです。同じ設計図でも、どんな仕様にするか、どのように施工するかで家の寿命が全く違ってきます。

 

長持ちする家とは、

 

■長持ちする仕様に選んでいること

■施工監理を確実に行い品質管理が徹底されていること

 

この条件を満たさないと建てることが出来ません。

 

 

長持ちする仕様というのは、

  • メンテナンス費用がなるべくかからない
  • 経年劣化しにくい
  • 品質管理がしやすい

こういった基準に照らし合わせて

☑設計

☑構造

☑設備

☑材料

☑仕上げ

などの仕様を選ぶことで実現できるんですね。

 

 

また、施工監理を確実に行い品質管理を徹底するためには、

 

  • 工務店自らが施工監理を確実に行える仕様だけを採用する
  • 専門知識の豊富な経験者にのみ施工監理を任せる
  • 現場監督が施工監理を確実に行える棟数しか受けない

 

といった厳しい条件を掲げる必要もあります。

 

 

先ほど挙げた『長期優良住宅』の認定を受けたから、『住宅性能評価』を受けたから、といって品質が良く、長持ちする家だとは断定できませんよ!

ヤスヤマ

 

  • アンカーボルトが1本緩んでいた
  • 筋交いが図面通りにない

そんな状態でも検査を受けて受かっていたという事例は実際にありますからね。なので、こういった検査に受かっていることは、長持ちする家の証拠にはならないんですね、残念ながら。

 

 

じゃあ有名なハウスメーカーだったら安心?

 

実は、そうとも限りません。

やすやま

 

有名なハウスメーカーであっても、実際施工するのは下請先になる地元の工務店です。ハウスメーカーが家の施工に関わるのは、現場監督さんだけ、というところも少なくないですよ。一人の現場監督さんが、同時に何棟も施工監理を行う、というわけです。

 

 

有名ハウスメーカーで建てることは安心料を支払うという意味合いで考えるといいと思います。

 

もし家を建てたその工務店が何年か後に潰れてなくなってしまったとしても……契約先のハウスメーカーがなくならない限りは、保証やアフターフォローはしてもらえますからね。

一工務店よりもハウスメーカーの方が潰れる可能性が低いので、そういう意味での安心料です。

 

 

 

じゃあどこで立てたら長持ちする家にしてもらえるか?
答えってないんですね。なんだか賭けのようなものですね。 

 

確かにそうかもしれません。でも考えてみて欲しいんです。病院を選ぶ際、ある程度の評判はわかっていてもいざ受診してみないとわかりませんよね?それと同じかなぁと。自分が「この人だ!」という信頼できる人に任せるしかないのです。

 

 

私ならこうやって信頼できる人を選びます

 

 

信頼できる人をどうやって選ぶか??私ならモデルハウスに行って、直接話をしてそのやり取りで営業マンを選びます。どういう点を見ているかと言うと…、

 

  • 良いことばかり言わないか
  • 建築のことについて勉強してるか
  • 会社の教育が行き届いているかどうか
  • とにかく先に契約を迫ってこないか
  • 本当のこと(デメリット)を言ってくれるか

 

こういうポイントです。同じ家を買うならば、いい家を売りたいという熱意があり家についても勉強している人がいいに決まってますから。

 

 

あと必殺技としてちょっと意地悪な質問なんだけど、私なら

自分の会社以外でどこで立てます?

ヤスヤマ

って聞いてみます。回答が何でないといけないとかはないんだけど、家づくりに対する気持ちを知るための質問です。

 

 

マイホームは資産でもあり、リスクである

 

さて、長く持つ家、長く住める家にこだわるのももちろんいいのですが、別の視点でお話します。せっかく長く住める家を!と寿命にこだわっても、特別な事情で泣く泣く家を手放さざるを得ない人というのは意外と多いんですよ。

 

マイホームを泣く泣く手放す人は意外と多い

 

憧れのマイホーム、最初は多くの人が終の住処として購入します。ただ長年この業界でお客様のことを見ていると、泣く泣く売りに出さなければいけない状況に直面することになった方もたくさんいました。

 

  • 急な転勤
  • 海外赴任
  • 離婚

など、あと意外と多いのが「近所と合わない」という理由です。

毎日生活する空間ですから、ご近所さんとうまくいかなというのはかなりのストレスです。そんなことであれば家を手放そう!というところまで追い詰められる方も残念ながら少なくないのです。

 

という風に、いくら買った時は長く住もうという気持ちが強かったとしても、予期しない理由で家を手放さないといけなくなる時はいくらでもあります。この時重要になってくるのはが「立っているエリア」です。

 

需要のあるエリア、ないエリア

 

不動産業を長くやっていると直面することですが、残念ながら需要のないエリアに立つ家は売れません。

「どうしても売りたい!」と泣きつかれる事もあります。もちろん家を売ることでお役に立ちたいって思います。

でも…、売れない家は、やっぱりどうしたって売れないんです。残念ながらタダであってもいりません、といわれてしまう家もあります。

 

売れない家の特徴

  • バス便のみなど交通が不便
  • バスの便も悪い
  • 若い人が住みつかない旧い町

 

 

逆に、地域協定などで地区の景観が保証されていると売れる要素になる時もあります。

例えば…、東京の吉祥寺などは人気駅だけど、1種低層エリアといって、周りにマンションなど高い建物が立たないので値段が落ちないんです。ただし1種低層が全ていいか?と言われたらそうでもありません。隣家との間をたくさん空けないといけないの、家を立てる際延べ床面積が増えないのです。ただ景観は保たれるのでエリアとしての需要は高いということです。

 

 

 

長く住める家を!と思うのであれば、少しでも寿命が伸びるよう家の性能にこだわるのも大事です。

でも考えてみてください。そもそも、現代は同じ家にずーっと住み続けることが難しい世の中とも言えます。もしマイホームを売らないといけない時、どういう家がいいかと言えば家の性能はもちろんですがやっぱり立っているエリアのほうが比較にならないぐらい重要なんです。

 

長持ちする家か?というのは重要ではあります。ただ重要視したとしても、果たしてその家でずーっと住み続けることができる人は何人いるのか?もしかするとあなたも家を手放さないといけないかもしれない。。

そう考えれば、長持ちする家を選ぶことよりも、いざと言うときに売りに出しても買い手がすぐ見つかる家、つまり資産価値が高いこと=リスク管理と言えるかもしれません。

 

家の寿命ってあるの?と聞かれた場合、マイホーム塾的回答はこんな感じです。

 

 

 

家の寿命・・・まとめ

 

 

マイホームの寿命、少しでも長く住める家に出会うには?について考えてみました。

 

技術、性能的に長く住める家について考えることは大事です。部材や家を建てる人次第で寿命が変わってくるので、そこを見極めるコツを知ることも必要でしょう。

 

でもそれ以上に、同じ家に一生住み続けることができない人が意外と多い現状を知ること。その上で、売りに出した時に需要のある家を持っておくということの方が寿命よりもはるかにリスク管理ができていると言えるのではないでしょうか。

 

 

「土地代が安いから!」という理由だけで飛びつかず、マイホームを建てるエリアにはぜひ拘ってくださいね。

 

そして、『家の性能のみ』を重視せずに、『コスパ』を重視した家を建てることをおすすめします。

✓安いけれども、買った後のメンテナンス費用にお金がかかりすぎる家

✓性能にこだわりすぎて、無駄に高性能高価格な家

ではなく、費用対効果(コスパ)の良い家を建ててくれる建築会社を見つけることが、長持ちする家を建てるコツですよ。

 

 

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この記事が、あなたのマイホーム選びの参考になれば幸いです。

 

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